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80 「企業にとって大切な【信賞必罰】」良いものは良い。悪いものは悪い。と言える企業文化を創るんです!

80 「企業にとって大切な【信賞必罰】」良いものは良い。悪いものは悪い。と言える企業文化を創るんです!

こんにちは。大西です。


今日は
私が大切にしている言葉をご紹介します。


「信賞必罰」です。
「しんしょうひつばつ」と読みます。


「信賞必罰」とは
賞罰を厳正に行うことです。



功績に対しては賞を与え
罪を冒した者には必ず罰を与える
という意味の言葉です。


間違いなく賞を与えるという意味の「信賞」と
必ず罰するという「必罰」という2つの熟語を
組み合わせています。


言葉の由来は中国の故事で民衆を統制するために
「信賞必罰」が重要だとされている内容が
今日に伝わっているものです。


「信賞必罰」には、賞罰を与える際


私情にとらわれず、成果や罪を客観的に評価するべき


という意味合いがあります。


賞は金銭や名誉に限らず、
功績を褒め称えることも含む広い概念です。


「必罰」は罪を見逃さず必ず罰するということ


人によって刑罰の種類が変わってはならず
分け隔てなく同じ罰則を与えなければならないことを
表しています。


「信賞必罰」は賞罰を厳正に行い
公正な判断を下すという内容で
組織運営で教訓とされるべき言葉です。


実際に
会社など組織の方針やルールとして
信賞必罰の考えが採用されている例も
少なくありません。


企業の方針の中に
「信賞必罰」という表現が使われることも多く


組織の上に立つものの心得として使われる


ことの多い言葉です。


「信賞必罰」は
組織の運営の基本とするべき考え方ですが、
強く推し進めるとデメリットも出てきます。


会社の業務で「信賞必罰」を明確に打ち出し
徹底的に成果主義を採用する企業もあります。


達成した成果に対して報酬をある程度与える事は
あっても良いと思いますが、
度を超える運用は、
必ずしも業績アップに繋がるとは限りません。


極端な成果主義は結果にばかり焦点を当てるため
目先の成果ばかりに注目が集まります。


社員同士の競争が激しくなり
職場の空気が悪化する場合もあるでしょう。


(今のワンコンにおいては
 もう少し競争意識があって良いと思いますが…笑)


また
目先の業績と直接関係のない
スキルの向上がおろそかになる可能性もあります。


数字を上げることへのプレッシャーに
悩まされることもあるでしょう。


功績だけでなく


功績に繋がるためのプロセスも重視する「信賞必罰」


が求められていると考えています。


最後に改めて…

「信賞必罰」は功績も罰も公平に行うという意味

があります。


私情を挟まず客観的に評価する事を表し
組織運営の基本的な考え方となるものです。


私自身
組織のトップとして
特に人の評価に関する事においては
常にこの考えを念頭に向き合うよう
心掛けています。


理念浸透を含めて
会社の軸がしっかり出来れば
社員間でも、より活発に
ヒトとヒトとが
真剣に向き合う文化が
生まれてくると思います。


まずは

何が良くて何が悪いのか!

の軸をしっかりと浸透させ

そして

良いものは良い。
悪いものは悪い。

と、はっきり言い合える
企業文化を創っていこうと思います。



今日はここまで。
またすぐに。



この記事の筆者

H. Onishi

(株)ワンコンシスト
CEO(最高経営責任者)兼CMO(最高マーケティング責任者)
2022年10月中旬、フラッと現れ勝手に経営改革を始め現在に至る。

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