イベント企画制作部を立ち上げにワンコンシストに入社。
仕事は楽しくね。を合言葉にイベント業界を盛り上げるべく奮闘中。
世の中に「イベントしたい人」「イベントつくる人」「イベント楽しむ人」を増やすことが夢。
「インナーブランディングイベントを行い、従業員が企業理念を理解し、自分ごと化してほしい」と考えていませんか。
インナーブランディングイベントを成功させるためには、イベントの種類や企画のポイントを押さえておくと効果的です。
今回は、インナーブランディングイベントの概要や種類、企画の流れや成功事例についてご紹介します。
さらに、インナーブランディングイベントを企画するポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インナーブランディングイベントとは
インナーブランディングイベントとは、企業理念やブランド価値を従業員に浸透させ、行動変容してもらうために開催されるイベントのことです。
インナーブランディングイベントを実施することで、企業と従業員の目指す方向性を一致させられるため、生産性やブランドイメージを高められたり、従業員のエンゲージメントを向上させられたりなどのメリットがあります。
インナーブランディングイベントの種類
インナーブランディングイベントは様々なものがありますが、中でも企業理念を伝えやすいものをご紹介します。
1.社員総会
2.周年イベント
3.表彰式
4.社内コンペ
5.ワークショップ
6.歓迎会
7.食事会
8.シャッフルイベント
9.ファミリーイベント
上記9つのイベントについてご説明していきましょう。
社員総会
社員総会とは、企業方針やビジョンの共有、業績の振り返りなどを目的に、会社と従業員が情報共有をする場です。
今後の経営方針や将来ビジョンを伝えたり、代表自らが直接言葉を届けたりすることで、従業員が自身の役割を明らかにでき、将来の成長に向けてポジティブに働くことができます。
さらに、従業員同士の交流の場を設けることで、社内コミュニケーションの活性化や従業員のエンゲージメント向上も見込めるでしょう。
周年イベント
周年イベントとは、企業の創業など自社にとって節目のタイミングで開催されるイベントです。
企業にとって特別な意味を持つ場であり、歩んできた歴史を振り返り、会社としてどのような未来を目指していきたいのかをイベントを通して伝えることで、会社と従業員のつながりを強化することができます。
また、ステークホルダーとのコミュニケーション機会をつくり出すことにより、改めて企業の存在価値を認識し、組織への信頼感も高められるでしょう。
表彰式
好成績を上げた人を称える表彰式も、インナーブランディングイベントの1つです。
成績上位者を大々的に表彰することで、表彰者をはじめとした各従業員のモチベーションを上げることができます。
加えて、「どんな基準で表彰されるのか」が明確になるため、会社が求めるものを従業員に共有することが可能です。
社内コンペ
周年記念グッズの社内コンペなど、企業理念の浸透につながる社内コンテストで、インナーブランディングを実施することもできます。
従業員が自社の背景に対して理解を深めるきっかけになるうえ、モチベーションアップや人材育成も見込めます。
社内コンペによって生まれた様々なアイディアは、新しいビジネスプランなど企業の成長にもつながるでしょう。
ワークショップ
組織内における価値観の浸透や行動変容を目的にワークショップを行うことも、インナーブランディングに有効です。
「自社の過去や未来について振り返った後、グループ討論を行いながら具体的なアクションプランを作る」など、従業員が主体となって話し合うことで、ブランド価値への理解を深められます。
従業員の当事者意識も高められるので、より働きがいを感じてもらえるでしょう。
歓迎会
入社や異動してきた人を迎える歓迎会を行うのも良いでしょう。
新入社員はまだ会社のビジョンについて把握していない状態のため、働きやすい環境を作るためにも、「どんな企業なのか」ということを伝えられる機会です。
もちろん、歓迎会では、新入社員の紹介や従業員同士の交流が目的なので、仕事の話だけではなく様々な話ができるように先輩社員が率先して行動できると良いでしょう。
食事会
社内での食事会を開催することで、インナーブランディングを行うことも可能です。
月に1回、業務のチーム単位でランチの時間を共有したり、新年会など季節の節目に食事をする機会を設けたりしながら、会社での働き方について意見を交換してみてはいかがでしょうか。
食事の時間だからこそ、リラックスしながら柔軟に話し合うことができるでしょう。
シャッフルイベント
部署を超えた社員と話す機会として、シャッフルイベントもおすすめです。
例えば、企業がランチ代を負担して他部署の社員とランチをする「シャッフルランチ」は、ベンチャー企業を中心に導入が進んでいます。
役員などの経営層が参加すれば、企業のビジョンを浸透させられるうえ、組織全体の団結感も生まれるでしょう。
ファミリーイベント
ファミリーイベントとは、企業が従業員とその家族を招いて開催するイベントです。
経営陣が率先してイベントを盛り上げることで、どのような会社なのかを従業員はもちろん、家族も理解することができます。
従業員の家族にファンになってもらうことで、ブランドイメージが向上したり従業員のモチベーションが高まったりなども考えられるでしょう。
インナーブランディングイベントを企画する流れ
インナーブランディングイベントを企画する流れは、以下の通りです。
1.イベントの実施目的を決める
2.内容を考える
3.イベントの日程・会場を決める
4.準備を進める
5.告知をする
6.イベントを開催する
7.イベントを振り返りを行う
上記7ステップについて解説します。
イベントの実施目的を決める
まずは、自社の現状・課題からイベントを実施する目的を決めましょう。
従業員へのアンケート調査やインタビューなどを行いながら、企業理念の浸透率を把握し、具体的かつ測定可能な目的を決定してみてください。
内容を考える
実施目的をふまえたうえで、イベントの内容を考えていきましょう。
自社にとって有効でありながら実施しやすいものを選ぶことで、普段の業務と並行して企画制作を行いやすくなります。
従業員が企業の一員であると認識できるような内容を、立案しましょう。
イベントの日程・会場を決める
従業員の参加しやすさを意識して、イベントの日程と会場を決定します。
繁忙期を避け、複数の会場を比較しながら目的に沿ったものを選定しましょう。
準備を進める
インナーブランディングイベントを成功させるには、念入りな準備も必要です。
イベントに必要なものとその個数を書き出しておき、リストを見ながら着実に用意を進めていきましょう。
告知をする
準備を進めながら、インナーブランディングイベントの告知も行いましょう。
告知では、下記の内容を記載することで、イベント参加への心理的なハードルが下がり参加率を高めることができます。
【インナーブランディングイベントの告知に記載すること】
- 開催日時
- 場所
- 目的
- 具体的な内容
- 参加することで得られるメリット
イベントを開催する
インナーブランディングイベント当日は、企業理念の浸透だけではなく、従業員が楽しめるような雰囲気作りも大切です。
なかなか輪に入れない人を見かけた場合は、運営メンバーが間に入るなど、「参加してよかった」と思ってもらえるような工夫をしていきましょう。
イベントを振り返りを行う
イベント開催後は振り返りを行い、良かった点や改善すべき点を把握しましょう。
振り返りを実施することで、開催するごとにより効果的なイベント企画へとつなげられます。
インナーブランディングの成功事例
こちらでは、インナーブランディングの成功事例を3つご紹介します。
1.東京ディズニーリゾート(株式会社オリエンタルランド)
2.株式会社ニッセイコム
3.ぺんてる株式会社
上記3つの成功事例を参考に、イベントを企画してみましょう。
東京ディズニーリゾート(株式会社オリエンタルランド)
東京ディズニーリゾート(株式会社オリエンタルランド)では、キャストに座学研修を定期的に受講してもらっています。
研修では、業務のオペレーションだけではなく、ウォルト・ディズニーが掲げたビジョンや哲学を学ぶことができるため、従業員が自発的にブランドを体現するような行動をとりやすくなります。
株式会社ニッセイコム
株式会社ニッセイコムは、自社が提供する価値を認識しやすいスローガンにしたうえで、特設ブランドWebサイトやブランド映像、ストーリー映像にして可視化させました。
経営層へのインタビューや従業員へのワークショップを行って、ブランドメッセージをつくりだし、企業ブランド強化につなげています。
ぺんてる株式会社
ぺんてる株式会社は、”2030年を描こう”というテーマを設定し、社内の部署ごとに自社商品を使って作品を制作しました。
Our Visionである”表現するよろこびをはぐくむ”に通ずるイベントとなっており、「チームの結束感を高められた」という声も上がっています。
インナーブランディングイベントを企画するポイント
インナーブランディングイベントを企画するときは、以下3つのポイントを意識してみましょう。
- 企業の理念をイベント内容に盛り込む
- 従業員の視点を意識する
- 自社に適したイベントを企画する
上記3つのポイントについて解説します。
企業の理念をイベント内容に盛り込む
単にイベントを開催するのではなく、企業の理念を内容に盛り込むことを忘れないようにしましょう。
企画の段階で、企業理念を理解できるかどうかを確認し、成功につなげてみてください。
従業員の視点を意識する
インナーブランディングイベントは、企業視点だけで企画をすると、価値観を押し付ける形になり従業員の反発につながる恐れがあります。
参加する従業員の視点をふまえたうえで、自然と自社の理念に共感してもらえるようなイベントにすることを考えてみましょう。
自社に適したイベントを企画する
自社に適したイベントを企画することも大切なポイントです。
他社が成功しているからといって、同じような企画をしても、自社の現状に合わなければ期待しているような成果は出ないでしょう。
効果的な企画をするには、イベント制作業者など専門知識のある外部にサポートを依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、インナーブランディングイベントの概要や種類、企画の流れやポイントなどについてご紹介しました。
インナーブランディングイベントの企画にお悩みの方は、イベント制作会社「ワンコンシスト」にお任せください!
20年の豊富な実績をもとに、イベントの企画から制作、運営までプロフェッショナルな視点からご提案いたします。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
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